「新しい自然を共創する企業」を目指して

私たちYOSHUグループは、100年後も社会から必要とされる企業であろうと、100年後になりたい姿として「新しい自然を共創する企業」をイメージしています。自然(環境)を損なうことなく、それでいて私たちのウエルフェアも損なうことのない産業のあり方を模索しながら、例えば水のこと、空気のこと、エネルギーのことといった地球規模の課題の解決にも貢献する、そんな集団でありたいと思っています。
——そして、そのために今、何ができるのかを考え、環境・社会・経済の領域で“今日できること”に全力で取り組んでいます。

環境への取り組み

ENVIRONMENT

日本の高い環境技術を支えるステンレスは環境負荷の高い状況・場面で使用できる高機能鋼材であり、環境浄化関連の各種設備には不可欠の素材です。日本の高い環境技術を支えるステンレスを扱う企業として、環境への取り組みはプライオリティの高い社会的使命であり、パートナー企業との協業により事業の強化を図るとともに、CSR活動にも力を入れています。
中国の石炭火力発電所の排煙処理

排煙処理に貢献する日本の環境技術、ダクト内のチタンライニングを、2013年から中国に輸出、施工しています。この技術は排煙処理設備の耐蝕性・耐久性を向上させ、長寿命化・コストダウンを実現します。火力発電所の既存設備に対する施工で実績を上げ、2019年には火力発電所新設時の大規模案件の受注につなげました。

中国の農業廃棄物処理プロジェクトへの参画

中国・江蘇省の地方政府の農業廃棄物処理プロジェクトに、地元企業と共同して参画。2019年、稲わらから有機肥料を作る設備、コンポストを輸出し、現地での設置を行いました。このように地元企業と連携しながら現地ニーズの把握に努め、日本の先端的環境技術の導入を積極的に提案しています。

一般財団法人日本熊森協会の活動への参画

奥山の水源の森の保全・再生と野生動物の保護に取り組む「一般財団法人日本熊森協会」の活動を、20年以上にわたって継続して支援しています。2010年からは経済的支援にとどまらず協会の役員を務め、より主体的に自然保護活動に関わるとともに、社員に対する啓発活動にも力を入れています。

社会への取り組み

SOCIETY

人への投資は、YOSHUグループが大切にしている理念の一つです。それはサステナブルな社会をつくる上でも大切な価値であり、地域社会で人と人のつながりを育み、広げていくための多様な活動に継続して取り組んでいます。事業展開する海外においても、人への投資につながる社会貢献プロジェクトに参画しています。
生活介護事業所「風の子そだち園」への支援

良き企業市民として地域社会に貢献することも、企業の重要な責務です。その一つとして、本社がある大阪市西淀川区の社会福祉法人が運営する障害児(者)生活介護事業所「風の子そだち園」への支援を長年続けています。経済支援にとどまらず、交流・関わりがつくれるよう、パンの社内販売やイベント開催も行っています。

地域の文化・芸術の発表の場「YOSHUホール」

人と人のつながりを生むものとして文化・芸術の発表の場「YOSHUホール」を造り、地域の皆さん、音大生の皆さんにご利用いただいています。上質な木の温もりを感じる、100名ほど収容可能な主にクラシック音楽向けのホールで、指揮者の西本智実さんの事務所に運営をお願いし、マンスリーコンサートも開催しています。

中国の少数民族「イ族」の子どもたちへの学費支援

海外であっても私たちが事業を行っている限り、そこは私たちにとっての「地域社会」です。中国においても地元社会への貢献を大切にしようと、2011年から、少数民族「彜族(イ族)」の貧しい家庭の子どもの学費支援のプロジェクトに参加しています。さらに、社員が現地に行き、生徒たちとの交流も始まりました。

経済への取り組み

ECONOMY

YOSHUグループは、国境を越えた人材の活用、働きがいのある雇用の創出と、技術革新による新しい事業領域の創造を通じ、持続可能な経済社会の構築に貢献してまいります。特にグローバル視点の人材活用は、日本の中堅企業の持続可能な成長にとって死活的に重要であるとの認識の下、弊社がその牽引役を担う意気込みで取り組んでいます。
外国人に対する生活・教育・就労支援

多言語メディア「WA. SA. Bi. (わさび)」でつながった120の国・地域のメンバーとのネットワークをベースに、適材適所で働ける環境の提供や生活支援など多様な取り組みを展開するとともに、グローバルで活躍する人材(財)の信頼価値構築のDX化に取り組んでいます。

グリーンメタノール製造プラントへの挑戦

ものづくりの高い技術と環境技術を手掛けてきたノウハウを生かし、グリーンメタノールプラント事業に乗り出そうと研究・開発を始めています。自動車用バイオ燃料などへの活用が期待されるグリーンメタノールは、持続可能な社会に貢献する技術です。

新しい鋼材を活用したものづくりへの挑戦

新しい素材を活用したものづくりにも、果敢に挑戦していきます。新しい素材をスペックインすることによって品質や耐久性の向上を追求し、鋼材の利用効率を高め、省資源につながるものづくり技術の開発を目指します。